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考えるな、思い出せ!

音楽作品を製作していて、どうしてよいか分からず困ったときの対処です。
例えば「いいイントロが思いつかないどうしよう…」というような場合です。
こんなときいくら考えてもダメです、答えは出てきません。こんなときは考えるのではなく、思い出すのが正しいです。

どうすればいいか”考える”のではなく、どうすればよかったか”思い出す”

具体的には、過去に聞いたいろんな作品で、イントロはどんなだったかを一生懸命に思い出します。今製作している音楽作品によく似た作品はどんなのがありましたか。そのイントロはどんなでしたか。あるいは最近聞いた曲のイントロはどうだったでしょうか。こうやって思い出していると、案外そのうち「ああ、あれが使えそうだ」というイントロが見つかります。★1

参考資料をたくさん集める

しかしいきなり思い出せと言われても、またこれがなかなか思い出せるものでもありません。
なので予め参考になりそうな資料をたくさん集めておきます。YouTubeで参考になりそうな動画作品をたくさん集めて、再生リストに登録しておきます。

例えば私は最近、中世古楽っぽい作品を主に作っていますから、することがない暇な時間にぶらぶらとYouTubeを眺めて、気に入った中世古楽の動画を再生リストにまとめています。★2 そして客さんのメールに返事を書いたり仕事しながら、ずっと聞き流しています。そうすると「ハープってこんな使い方もするのか…」などといろいろ勉強になります。「っとこのイントロいただき!」という、まさにピンポイントな発見をしたりもします。

もしまだ再生リストを用意していないなら、今からでも用意するといいです。
それこそ、動画を集めているうちに良いイントロがひらめくかもですよ。

★1 思い出していると答えが見つかる
右脳の得意なパターンマッチングによる問題解決法です。パターンマッチングは素早く確実に答えを得ることができます。ただし欠点もあって、得た答えはどれもありふれた――どこかで見聞きした答えばかりです。そりゃそうでしょう。

他人から正気を疑われるようなユニークな答えは、左脳による論理的な熟考によってのみ手にすることができます。

★2 気に入った動画を再生リストにまとめる
ここで「この動画はどうしょうかな…」などと厳選しなくてもよいですよ。「お!」と思ったらとりあえず登録すればいいです。あとで再生リストを繰り返し聞いているうち「何回聞いてもこの曲は嫌い」というのが出てきます。そしたらそれを再生リストから削除すればよいだけの話です。

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