-- みんなの掲示板 --

« インデアンフルートで『ジュピター』?! | メイン | チャルメラ »

CとFについて

 先日、知人からpocket saxを譲り受けいろいろ調べていますが、御記事に『C調とF調がある』と書かれてありました。が、運指表を見るとCとFが同じになっています。これは、ふき方によってCとFをふきわける、ということでしょうか。
 わたくしはリード楽器はまったく初めてです。
 教えて戴ければうれしいのですが。
 また、プラスチック・リードはそちらで購入できますか?
 よろしくお願いいたします。
                              川路 一清

楽器があればもっと楽しい毎日
» 変わった楽器、珍しい楽器の販売は世界楽器てみる屋

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント

> 運指表を見るとCとFが同じになっています。
いや違うでしょ、日本語の説明書をよく見ると2カ所だけ違っているはずです。
ちなみに一つの運指で出る音は一つだけです。たとえば指穴を全部塞いだときの音はいつも同じ高さの音です。高くなったり低くなったりするわけではありません。だから「ハ長調の運指」「ヘ長調の運指」といっても、それでポケットサックスの音が全体的に高くなったり低くなったりするわけではありません。

ハ長調はいちばん下の音からドレミファソラシド…と始めます。

ヘ長調は途中の音からドレミファソラシド…と始めます。
途中から始めますから「ドレミファソラシド」と演奏するのを聞くと、ハ長調よりも高い音に聞こえます。また途中から始めますから、ドよりも下の音が使えます。

ハ長調のドの音は、ヘ長調の低いソの音です。
しかしながら指穴を全部塞いだときの音はいつも同じ音です。この音だけを聞いて、ドの音かソの音か、というのを判定することはできません。これがドの音に聞こえるかソの音に聞こえるかは、文脈で決まると言いますか、曲として聴いてはじめてああそうだなと分かることです。一つの音だけでなく、周りの他の音も聞いてはじめてドの音に聞こえたりソの音に聞こえたりします。

逆に、
「ポケットサックスでドの音を出してください」「ソの音を出してください」というのも無意味です。演奏する調によってすべての音がドの音になるし、ソの音にもなります。たとえば「ハ長調のドの音を出してください」と言わなければ意味がありません。いやそんな面倒くさい、そうではなくて要は指穴を全部塞いだときの音なんだけど、というときは「Cの音」「ハの音」と言えばいいです。これは絶対的に決まります。クラシックで「協奏曲ヘ長調」みたいに言いますけど「協奏曲ファ長調」とは言いませんよね。”CDEFGAB””ハニホヘトイロ”という音の呼び方は絶対不変ですが、”ドレミファソラシド”という呼び方は相対的で状況によって変わります。

と言ったことをお訊きしたかったのでしょうか?


> プラスチック・リードはそちらで購入できますか?
買えますよ。
ポケットサックスには、ふつうのサックスで使いやすいリードは厚すぎます。できるだけ薄いリードが適しています。となると今のところはLegere社のプラスチックリードしか選択肢はありません。そのへん、他のお店はきちんと説明して売っているのでしょうか。ポケットサックスは玩具ですし、大した音は出ませんが。ぜんぜんミスマッチなリードを使って吹いてそれで悪評を立てられるのは、ちょっと勘弁してほしいところです。

コメントを投稿

みんなの掲示板

ご質問・お知らせなどがございましたら遠慮なくご投稿ください。

ユーティリティ

 

最近のトラックバック