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商材をどのように入手するか

世界楽器てみる屋のすだれです。
脱サラを予定しているお客さんからインタビューされました。このような話を個別に
回答するのは無駄なので、記事として掲載しておきます。(私も世界楽器てみる屋み
たいなお店を始めてみようか)と画策している人は参考にしてください。

【商材をどのように入手するか】
これは新しい商材を発掘する方法について、そのコツなどを訊いているのだと理解し
ました。

私は外国語が話せませんし人見知りですから、海外に行くなんて絶対考えられませ
ん。新しい商材は専らインターネットで探します。今はたいていどこの国のメーカー
も工房も自分のウェブサイトを持っています。ページは自国語版と英語版を用意して
いるものです。そういうのを見て回って、これは!という相手が見つかったらメール
(言語は英語)で挨拶します。

新しい商材の探し方は、ふつうにインターネットで検索します。"ocarina" "flute"
などのワードでひたすら探します。要領よく探しだすコツなんてありません。ほんと
うに地道にひたすらひたすら探します。画像検索は便利です。今日がダメでも、一年
ほどして探すと新しい商材が見つかったりします。あるいは私は常にブログやツィ
ターの噂を監視しています。googleのリーダー機能を使っています。滅多に釣れませ
んが…これで新しい商材を見つけた前例がないわけではありません。友だちやお客さ
んのメールや…もっと直接に「これを仕入れて欲しい」という要望から新しい商品の
販売にこぎ着けた例もあります。お客さんが要望する品それ自体よりも、そこからた
ぐって面白い商材が見つかることもあります。なので、とりあえずどんな話でも聞く
ようにしています。

「どんな品が売れますかね?」という質問には、
「売れるんじゃなくて売るんだ!」と真顔で答えます。売れそうな品・売れてる品・
売りやすい品は、必ず大資本との価格競争になります。そして必ず負けます。逆に他
の店が売っていない品・売りにくくて敬遠している品こそ、うちの店では最高の商材
となります。それだとなかなか敵が現れませんからね。うちの店ではどの商品も、初
めはぜんぜん売れない―それどころか日本人の誰もそんな品があることすら知らない
―というところからスタートします。何もないところに自分で市場を拓くのが通常で
す。ですから(他の店では手に負えなくても、私なら絶対に売ることができる!)と
いう頑固な信念が必要です。結局、商材を探す条件としては、私自身が心底面白いと
思える品、私自身が心底使いたいと思える品であることがいちばん重要です。
以上、世界楽器てみる屋に限っての話です。

一般的には、
どのような品が最高の商材であるかはその店の戦略によりますよ。
商材を探す前に、自分のお店の戦略を決める・他のお店にない特色を定めることが先
決です。

楽器があればもっと楽しい毎日
» 変わった楽器、珍しい楽器の販売は世界楽器てみる屋

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コメント

このへんのことは、既にビジネス書に書かれていることばかりだ…という気がしました。
本はたくさん読むのがよいです。

私も、いつかはネットショップを始めたいと考えています。
ただ売るだけだと、てみる屋さんやほかのお店に負けてしまうので、なにか独自の楽器を開発したいのですが、なかなか難しいですね。

まだ学生ですので、やはり一度は社会人経験はしておいたほうがよいのでしょう。

ネタは今から考えまくっています。

> なにか独自の楽器を開発したいのですが、
その方法もありますが唯一ではありません。他の方法もあります。とにかく知識が必要です。ビジネス書を読みまくってください。「これだ!」という本を見つけられたなら最高です。

一度ふつうにサラリーマンになる長所はたくさんあります。
・ビジネスする上で必要な知識や作法と礼儀、打ち合わせの仕方や納期厳守など責任の重さを学ぶことができる。
・お金を貯めることができる。退職金をもらえる
・退職した後も、元の同僚が何かと助けてくれることがある。
・脱サラせず、定年まで安泰に会社勤めする道もある。

やっぱり本を読みましょう。何も入れずにいくら考えたって何も出てきませんから。

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