レッドパイプの音は好きに加工して使ってください1
最初に言っておきます、レッドパイプの生の音は聞けたものではありません。
レッドパイプはドイツ製の電子バグパイプです。私にとっては中世古楽からハードロックまで幅広く伴奏を支えてくれる頼もしい楽器なのですが。それはみんなにとってもそうなのか、というと…どうでしょう。ついに手に入れたレッドパイプ!わくわくしながらイヤホンを差して鳴らしてみて…(こんな物に10万円以上も払ったのかっ?)と愕然とするのが大方だと思います。「騙しやがって金返せ!」と返品騒ぎになる様が今の今から目に見えるよう。なので最初に忠告しておきます。
レッドパイプの音はそのままでは使えません。
エフェクタで加工することが前提です。
» レッドパイプの音(エフェクタで加工済)
メーカーの名誉のために言っておきますが。レッドパイプの音は、本物のバグパイプの音を高品質のマイクでサンプリングした音を採用しています。レッドパイプの音はあれは、本物のバグパイプの音です。なのになんでそんなにショボいのかというと、それはひとえに「いくら高品質のマイクとはいえ無音無響のスタジオでモノラル録音した音を直接イヤホンで聞いて美しいわけがない」という、当たり前の道理に尽きます。例えて言えば楽器に聴診器を当てて聞いているようなものです。こんなことをすれば、どんな名器による名演奏だって、聞くに堪えないものになるでしょう。
逆に本物のバグパイプの音はなぜあんなに迫力あるのかというと、それはバグパイプという楽器がニョキニョキした形をしていて、四方から立体的に音を出しているということ。それともっと一般的な話として、人間は楽器の音だけでなく、それが周りに反射した音も一緒に聞いているものだからです。
詳細は省きますがここで必要なこととして、レッドパイプの音が本物と比べて足りないところを、エフェクタで補ってあげなければなりません。楽器に聴診器を当てて聞いているような状態から、ミュージックパブやストリートで実際に演奏している状況まで音を加工する必要があります。
実際に私がどのようにしているかは次回に説明します。
未だにベスト解は見つかりませんけど…参考までに。
楽器があればもっと楽しい毎日
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コメント
試聴サンプルの音がときおり不連続に変化するのは私が下手だから。
これは息の継ぎ目です。バッグから空気が抜けてしぼみ始めたら、息を吹きこんでバッグを再び膨らませなければなりません。このときショックで急激に音が変化しないように、そおっと息を吹きこまないといけないのですが…なんか荒っぽい、ヘンな吹き癖がついてしまった。
投稿者: すだれ | 2012年06月19日 23:56