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カンテレ

投稿者:歌の本さん

11弦カンテレだと弾ける曲はどのようなものになるのでしょうか?またチュー
ニングスイッチというものがどのようなものか解りません。これをいじればD
キー以外の調も弾けるようになるのでしょうか。24の調全て弾きたければや
はり16弦モデル(特に記載がないのですが24調ひけますか?)しかないの
でしょうか?16弦モデルを買えばいいんでしょうけどピックアップつきモデ
ルは予算的につらいのと11弦のほうがデザインが好みなので迷っています。
あと、赤・青・黄のカラー版もかっこいいと私は思いますよ。ライブではステ
ージ映えするんじゃないでしょうか。


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コメント

検索に ハープとチター と入力すると下の方にカンテレについて出てきますよ。

ブラウザ検索に ハープとチター と
入力すればカンテレについて説明していますよ。下の方です

> 11弦カンテレだと弾ける曲はどのようなものになるのでしょうか?
歌の本さん。11弦カンテレの音階はおそらく ソラシドレミファソラシド です。半音はありません。これで弾ける曲が弾ける曲です。16弦カンテレは(前に記事でも説明していますが)、実質は12弦です。音階はおそらく ソラシドレミファソラシドレ です。半音はありません。これで弾ける曲が弾ける曲です。

> またチューニングスイッチというものがどのようなものか解りません。
弦を留める金属ピンの横に設置した小さなレバーのような仕掛けで、ひねると隣接した弦をぐいと圧迫してピッチを半音高くします。詳細不明ですが、全調対応ではなくて4度上げとか、その程度みたいです。

まったく私の趣味ですが、12弦あれば、たいていのポップスや歌謡曲などふつうの人が歌えるような曲は弾けます。チューニングスイッチで調を4度高くすれば、弾けなかった残りの曲も弾けます。つまり最小数のチューニングスイッチを備えた12弦カンテレは、ほとんど何でも演奏できます。これで演奏できないのは純粋に音域が広くて12弦の中に収まらない大がかりな曲、ロックやジャズのギター専用の曲とかクラシック曲などです。私は今のところそんな曲に興味ありませんから演奏できなくても問題ない。問題ないなら12弦あればいいんじゃね、という判断です。

> 16弦モデルを買えばいいんでしょうけど
むう。歌の本さんの質問内容はどう聞いてもグランドカンテレの購入を検討している人のそれです。安価だからといってモダンカンテレを購入すると、期待した曲を何も弾けなくてがっかりするでしょう。グランドカンテレの購入をお勧めします。

『日本カンテレ友の会』というのが事実上、日本のカンテレ文化の元締めだと理解しています。そちらに問い合わせたら入手できるかもです↓
http://hello.ap.teacup.com/kanteletomonokai/

> 赤・青・黄のカラー版もかっこいいと私は思いますよ。
予算に余裕ができ次第バリエーションを揃えますけど…
(それよりもその予算で別の珍しい楽器を新発売した方が楽しくないですか?)

> 検索に ハープとチター と入力すると下の方にカンテレについて出てきますよ。
AnonymousさんYさん。2つのコメントの内容からして同じ人でしょうか。ご紹介ありがとうございます。私も下調べにこのサイトを見ました。ほんのサワリですがこれでスタートは十分ですし、なによりも今ではYouTubeという生きた資料があります。これだけ恵まれた環境であれば、ある程度までは自力で習得できると信じています。
自分のカンテレが届くのをすごく楽しみにして待っています。

AnonymousとYは自分です。名前を出すのを一寸躊躇ってしまって...
歌の本さんがヨーナス・コッコネンとカレヴィ・アホの名前を出したことで気になったもので、余計なことをしました。すみません。アホは2曲ぐらいしか知りませんが、確かカンテレと同じ故郷だったような記憶があります。

グランドカンテレを使ってクラシックを弾くのも趣があってよいとおもいますが、私は確かにクラシック音楽も好きなんですがほんとうはアンビエント、ノイズ、実験音楽の人なんですよ。
ですからグランドカンテレを買いクラシックをそのまま弾くということにはまったく興味がありません。ヨーナス・コッコネンとカレヴィ・アホも現代音楽を調べていて知った作曲家です。(両方ともフィンランド人です。)ですからアホなどもそのままモダンカンテレでひくのは不可能ですから実験的編曲を施して演奏するということです。以前オリヴェ・メシアンの曲をいじくりまわして楽しんでいたことがありますが、カンテレとMIDIでアホも同じような感じでできるのではないかと。

そんなのが私の音楽スタイルです。

先ほどメシアンの曲を編曲してとえらそうなことを書いてすげえなと思われたかもしませんが私は音楽理論には疎いです。したがって
編曲というよりはリミックスに近いものです。念のため誤解のないように。

> ですからグランドカンテレを買いクラシックをそのまま弾くということにはまったく興味がありません。
いえいえ確かにグランドカンテレをお勧めしましたが、それでクラシックを弾け、とまではお勧めしていないつもりでした。

「クラシックのような大がかりな曲を演奏するなら大きなグランドカンテレが必要、でも民謡のような小さな曲を演奏するなら小さなカンテレでも大丈夫。」ぱっと考えるとそんなですが。たとえば8音でできている『羽生の宿』でも24調ぜんぶで演奏しようとすると、14本の弦と14個?のチューニングスイッチが必要です。

お客さんの意識としては「簡単なことをするんだから簡単な道具があれば十分だよね」なのですが、実はその簡単なことをするために、意外に大がかりな仕掛けが必要になる…システム設計の世界ではよくある話です。(そしてこのような商談はたいていこじれます。)歌の本さんが「24調ぜんぶで弾きたい」というような話をされたので、私は、歌の本さんがどのような曲をどのように演奏するかを知らないまま、基本的な話をしました。(カンテレに関しては「24調」というキーワードが付くかぎり、私は『ちょうちょ』を弾きたいという人にもグランドカンテレを勧めます。)

しかしよくよく考えてみれば、
カンテレの弦を半音上下に調律することはできるでしょう。だから24調ぜんぶ、時間をかけてそのように弦を調律すれば演奏可能なはずです。(そうした結果が使いやすいか否かはおいといて。)そうして考えるとチューニングスイッチというのは、時間をかけて弦を調律する時間のないライブステージなどで、瞬時にぱちんと調を切り替えるための装置だと理解できます。

> ほんとうはアンビエント、ノイズ、実験音楽の人なんですよ。
そうでしたかー。まあ…うちの店を贔屓にしてくれるお客さんで、あまりふつうの趣味の人はいないだろうなと思ってます。この間、誰かのブログで「…珍しい楽器、オカリナのコンサートに行ってきましたっ。」という一文を見かけました。オカリナの生音を初めて聴いたという人から、部屋中に民族楽器を飾っている人まで、いろいろいます。てみる屋としてはどのレベルの人に焦点を合わせるべきか、重要な課題です。今のところ人口の裾野の広い、できるだけライトなお客さんを相手にしています。そのつもりです。

> 以前オリヴェ・メシアンの曲を
ヨーナス・コッコネンもカレヴィ・アホもオリヴェ・メシアンも知りません。Yukioさんもそうですけど、みなさんほんとうにいろんな音楽を聴いてますよね。

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