今日から吟遊詩人 左手で伴奏する2
花びらの形の愛らしいハープ、リトルミンストレルで好きな曲を伴奏つきで演奏しましょう。
» リトルミンストレルを弾いてみた
リトルミンストレルの弾き方教室第8回、前回に引き続き左手で伴奏する方法を説明します。
左手で弾く2つの伴奏方法
前回から、左手で伴奏しながらリトルミンストレルを弾く方法を説明しています。
左手はいちばん手前の低いラ、シ、ドの音しか鳴らさないのでした。そしてリトルミンストレルには「長調で伴奏する」「短調で伴奏する」という2つの伴奏方法があるのでした。
- 長調で伴奏する…曲が明るく楽しい雰囲気になるように伴奏しよう、ということです
- 短調で伴奏する…曲が暗くしんみりした雰囲気になるように伴奏しよう、ということです
2つの伴奏方法のうち「長調で伴奏する」は前回に説明しました。基本的にドの音ばかりで伴奏して、それでまずいところだけ代わりにシの音で伴奏するのでした。
» 長調の伴奏でドレミファソラシド
短調で伴奏する=ラの音で伴奏する
「短調で伴奏する」もそれとよく似ています。
短調で伴奏するには同じように、今度はラの音ばかりで伴奏します。しかし「隣どうしの弦をいっしょに弾いてはならない」というルールがありますから、右手がソとシの音(つまりラの両隣の音)を弾くときは、左手でラの音を弾くことができません。仕方がないからそのときだけ左手はシの音を弾きます。
- 基本的に左手はラの音だけ弾く
- 右手がソの音、あるいはシの音を弾いたときだけ、左手はシの音を弾く
試しに例題を短調で伴奏してみる
例題を短調で伴奏しながら弾くとどうなるか。まずは聴いてください。
» 短調で伴奏しながら例題を弾いてみた
左手はいつもラの音ばかり弾きますが、ときどきはシの音も弾きます。左手は右手のように忙しく弾きません。ポーーーンポーーーンとえっちらおっちら弾きます。どうでしょう。長調で伴奏した場合よりも暗いしんみりした雰囲気がしませんか。
» 長調で伴奏するとこんな雰囲気でした
次回は1つの曲の中で長調で伴奏したり短調で伴奏したりします。
楽器があればもっと楽しい毎日
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