古代アナサジフルートの倍音 その2
投稿者:歌の本さん
前の投稿ではじめましてと書きましたが電話で商談をしたので別にはじめまし
てでもなかったですかね。お世話になっております。
アナサジフルートの倍音についての続きです。
練習の結果、なんとか2オクターブ目のドレミは
鳴らすことができました。すだれさんの言うとおり1オクターブ目とそれほど
変わらなかったです。教えていただきありがとうございます。
しかしここで新たな壁にぶちあたってしまいました。2オクターブ目のソの音
なのですが、
これって第2倍音ですか?
唇を振り絞ったり笛の角度を変えたりいろいろやっていますが出ません。高い
音が出るときもありますが(50回トライして1回ぐらいの確率)それもソの
音ではなくその上の(3オクターブ目?)ドやミだったりして手のつけられな
い状態
なのです。
ソを出すときの上唇と下唇の間はどのくらい開いていますか?息の強さはどの
くらいですか?何かコツはありますか。詳しく教えていただくとありがたいで
す。よろしくお願いします。
それとエリックさんの横笛の購入を考えております。こっちの方が簡単に音を
鳴らせそうですね。
でもこちらはアナサジフルートと違って速弾き
を要求されそうですがどうでしょうか。
昔、エレキギターをやってみたことがあったのですが速弾きができず挫折した
ものですから(結局
私には速弾きはできないということらしいです。)バラードばかり弾くという
スタイルもありですかね。私は古楽好きなのでスカボロフェアーや山頂に輝く
星といった曲を吹きたいです。近いうちに電話で注文します。5月のはじめぐ
らいに届くような感じでお願いします。5月のはじめに臨時収入があるもので
すから。
では
楽器があればもっと楽しい毎日
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コメント
歌の本さん、投稿ありがとう。
誰だか分かりましたよ。ご注文どおり、連休明けに横笛をお届けします。
> 2オクターブ目のソの音なのですが、
いちばん低いドを鳴らせて、2オクターブ目のドも大丈夫。それと低確率でも3オクターブ目のドやミの音を出せるんですよね。であれば問題のソの音は、それの中間です。唇の絞り方、息の強さなど、何もかも真ん中です。ソの音の上下の音を出せるのですから出せるはずですよ。その真ん中です。
ここにおいて「そこにソの音があるんだ」と信じることがいちばん大切です。からかっているわけではなくて、たとえば歌の本さんの目の前で私がアナサジフルートを吹いて高いソの音を出してみせる。(あ、ほんとうに出るんだ…)と納得した瞬間、きっと歌の本さんも高いソの音を吹きますよ。同じようなことがいくらでもありました。(あ、ほんとうにできるんだ。)と納得した瞬間にできるようになる。人間のミラー細胞の働きに関係していると推測していますが。不思議な、いくぶん神懸かり的な現象です。
そもそもアナサジフルートは「ケーナが趣味です」「尺八を習っています」程度では鳴らせない難しい笛です。手に入れて何週間も経っていないのですから、そりゃ壁の一つや二つにもぶつかりますよ。
あ、そうだ。
できないのに根を詰めて練習すると、”できないのが上手”になります…つまりますます下手になります。煮詰まったと思ったら、数日アナサジフルートを手放すのも有効です。次回にアナサジフルートを吹くと、練習していないはずなのに、かえってあっさり上手に吹けることがあります。
これも脳細胞の仕組みから、そうです。
投稿者: すだれ | 2010年04月25日 20:51
> でもこちらはアナサジフルートと違って速弾きを要求されそうですがどうでしょうか
言っていることは分かりますし、私もそのような不安を抱えていますし。そして同時に理不尽だとも思っています。
ともあれエリックさんの横笛には歴史がありません。このように吹くべき、という型が決まっていません。だからエリックさんの横笛を吹いているかぎり、外野がうるさくても聞きたくなければ聞かなくていいですよ。やれ「腹式呼吸が重要」だとか「タンギングをきれいに」だとか。かじった人ほど安易にアドバイスします。ほんとうに笛に詳しい人―タンギングしない演奏スタイルの笛も存在すると知っている人―は、初めて見る笛を前にいろいろ憶測が立ってしまって言えないものです。
偉い演奏者のアドバイスでも「この人の演奏は好きになれない」と思ったら聞かないのが吉です。当たり前ですけど、聞くとその人のような演奏になってしまいますよ。逆に「この人の演奏はいいなあ」と思ったら、自分より初心者であっても、その音色に耳を澄ますべき。
私はそのような考え方です。
投稿者: すだれ | 2010年04月25日 21:19