フヤラの吹き方:ドレミを吹いてみる
フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第6回。フヤラでドレミを吹いてみましょう。
フヤラの指穴をぜんぶとじて、息の強弱だけで音階を表現する奏法―倍音奏法―を前回に説明しました。残念ながら倍音にはドレミファソラシドのすべての音がそろっているわけではありません。逆に言えば、ドレミファソラシドの中で欠けている音を指穴を使って出してやれば、フヤラでドレミファソラシドを演奏することができます。
フヤラの2オクターブ分の運指表は次のようになります。
音が高くなるにつれてだんだん強く吹くようにしてください。強く吹くと同時に舌先で「ターンターン、ツツツツッ」と勢いをつけてやると高音が出やすくなります。
3オクターブ目は幸運なことに、倍音だけでドレミファソラシドを表現することができます。だから指穴をぜんぶとじたまま、息を強く吹きこむことによって表現します。っても多分無理、気が遠くなるほど力んで吹いても出ないでしょう。フヤラで独特の効果音「キキキキ…」というのをやりますけど、こんな感じで使うのが精一杯です。
楽器があればもっと楽しい毎日
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