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フヤラの吹き方:組み立てと分解

フヤラは全長1.7mの巨大オーバートーンフルートです。
ライブステージで強烈なインパクトを放つ見栄えする外観と咆吼のような音色。
フヤラの吹き方教室第3回。フヤラの組み立て方と分解の仕方を説明します。

組み立て方

ジョイント部のコルクにコルクグリースを塗ります。
はじめてフヤラを組み立てるときは、ジョイント部のコルクにコルクグリースを塗ります。グリースを塗らずに組み立てると、コルクが裂けたり、分解できなくなります。コルクグリースはリコーダーなど木管楽器用のふつうのコルクグリースです。楽器屋で売っています。


指穴管の上に胴体管をつなぎます。
指穴管と胴体管を、回転させながらねじ込んでいきます。まっすぐぎゅーっと押しこむとコルクが痛みます。必ず回転させながらねじ込んでください。

同じ要領で胴体管と頭部管をねじ込んでいきます。
このとき絶対にエアパイプを掴んで作業しないこと!バキッと壊してしまいます。

エアパイプのマウスピース穴にマウスピースを軽く差しこみます。
軽くです!マウスピースは、吹いているうちに水分を吸ってかなり膨張します。ぎゅうぎゅうに差しこむとそのうち抜けなくなります。そういう意味で、演奏中もときどきマウスピースを抜いて、差し直すとよいです。

水抜穴に水抜栓を詰めます。
もし水抜穴が開いたままなら栓を詰めます。これも空気が漏れないようにきゅっと押しこんでおくだけでOKです。どうせ吹き終わったらまた外します。


分解の仕方

フヤラを吹き終わったら分解しておくのがよいです。
基本的に組み立て順の逆に作業すればいいです。

必ず水抜栓を抜いてください。エアパイプの中にたまった水が抜けるようにします。冬場だと垂れるほど水がたまっています。水抜栓はなくさないように保管してください。なくさないように、指穴のどれかに差しておいてもいいかもです。


エアパイプからマウスピースを引き抜いてください。
引き抜いたマウスピースはなくさないように頭部管の革紐に挟んでおくとよいです。★

★ 頭部管の革ひもに差したマウスピースが抜けなくなったら、革紐の上からぎゅっぎゅっと少しずつ押し出して取ります。

 

頭部管、胴体管、指穴管を分解するときは、ねじりながら抜いてください。まっすぐ引き抜くとコルクが痛みます。頭部管のエアパイプを掴んで作業しないこと。壊しますよ。

!!! 重要 !!!

頭部管は、エアパイプから水が抜けるようにまっすぐ立てかけて保管してください。エアパイプに水がたまったままにすると、エアパイプに亀裂が入ります。

楽器があればもっと楽しい毎日
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