エオリアンハープのための練習曲 『Ideal E』
エオリアンハープ
エオリアンハープは19世紀後期に西欧で流行した実在の楽器です。
その名のとおり風で鳴る琴です。さまざまな倍音が次々に現れ消えていく様は、なんだかアンビエント・ミュージックのようでもあります。
現在ではショパンの練習曲Op.25-1の愛称として、名前だけが残っています。
『Ideal E』
エオリアンハープのための練習曲 『Ideal E』(理想のE)と名付けましたが、洒落です。
エオリアンハープは風が演奏する楽器ですから、いつどんな曲を弾いてもらえるのか、それこそ風まかせです。楽譜を用意したところでまず気に入ってもらえない、ぱあっと吹き飛ちらしてしまいます…もう野田恵よりわがまま。
これは2009年5月にエオリアンハープを窓に立てかけてから、3ヶ月かかってやっと録音できました。我が家を訪れる風がこんなに多彩な芸を披露してくれるのは、ほんとうにめったにないことなのです。
エオリアンハープの発売について
世界楽器てみる屋ではエオリアンハープを発売します。
5月から風といっしょにいろいろ遊んで、エオリアンハープはおもしろい楽器だと確信しました。すぐに工房と交渉を始めます。実際にウェブカタログに並ぶのは10月でしょうか。値段は…結構高価なんですよ、大型だし量産品でなし。6万5千円を切りたいところなのですが…
楽器があればもっと楽しい毎日
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