ダイアトニック・フルートの持ち方・運指
ダイアトニック・フルートは改造インディアンフルートです。
ふつうのインディアンフルートの音階が短調五音階「ラドレミソラド」なのに対して、ダイアトニック・フルートはドレミ音階「ドレミファソラシドレミファ」になっています。音域も若干広いです。
» ダイアトニック・フルートを吹いてみた
メアリー・ヤングブラッドがこれをよく使って演奏します。あるいはジョセフ・ファイヤークロウが特殊管「ソラドレミソラ」を使いますけど、このようなふつうのフルートでは吹けない曲を吹くことができます。
持ち方
てみる屋で売っているダイアトニック・フルートのキーはLowC、コンサートフルートと同じです。大型の笛なので両手の小指を使わないと指穴を押さえることができません。
- 上の3つの指穴…左手の人差指、中指、小指で押さえます
- 下の3つの指穴…右手の人差指、中指、小指で押さえます
運指1、ファーストポジション
●…指穴をふさぐ ○…指穴をあける 白黒半分…少しだけあける
» ダイアトニック・フルートのファーストポジションを吹いてみた
ふつうにドレミファです。これは長調の音階なので素直に明るい雰囲気に聞こえます。そこを上手に使いたい。
尚、オクターブ上の音は、いちばん上の指穴をほんの少しだけあけます。開けないと高い音が出ないし、開けすぎても出ません。左手人差指をずらして、ほんの少しだけあけます。
運指2、セカンドポジション
●…指穴をふさぐ ○…指穴をあける 白黒半分…少しだけあける
» ダイアトニック・フルートのセカンドポジションを吹いてみた
指穴をぜんぶふさいだ、いちばん低い音がソの音です。「ソラドレミファソラシド」という音階です。ふつうのインディアンフルートの音階をかんぜんにカバーしていますし、それより一つ低いソの音まで出ます。もちろん、ふつうのフルートで使わないファとシの音もばっちり使えます。
ふつうのインディアンフルートの吹き方についてはこちら。
» ウェブサイト 『インディアンフルートの吹き方』
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