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ティンホイッスルのハイエンドモデルを入荷

トニー・ディクソン社のティンホイッスルのハイエンドモデルを入荷しました。ブラスのボディーにブラスのジョイント。ジョイントが管の内側に収まっているのでシルエットがスマートです。

持った最初の感触は「重いっ?」でした。小さな笛ってふつうは木や竹、プラスチックでできていますから、手のひらにずっしりくるこの重さは新鮮です。ジョイントがブラスのスライドになっているのも、いかにも上等な印象です。

ブラスはよく振動するのでラッパの素材に使われます。身近なところでは五円玉の材料とか。どうりでお財布の中身をぶちまけると五円玉がやけにいい音をたてます。とはいえ笛の音色はラッパほど素材の影響を受けないので、ボディーにブラスを採用するのは、音響的な理由よりも見栄えや趣味としての意味合いが大きいでしょう。

ヘッドはシリーズ共通のABS樹脂ヘッドを使っています。カッチリまとまったきれいな音ですが、同様にいちばん廉価なポリマーホイッスルもいい音がします。並べて聞き比べればさすがにブラスの方がよい音ですけど、でも雑なマイクを通したりしたら区別つかないと思います。

ブラスのティンホイッスルはもちろんよい笛ですが、ステージ向けというか見せびらかし用でしょう。せっかく見せびらかすなら、街の楽器店でラッパの研磨剤を買ってきてボディーに顔が映るまでごしごし磨くといいです。凶悪に輝くはず。
この輝きと重量?で見る人を圧倒すればいいさっ。

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