鼻笛の吹き方、上手になるには 1
鼻笛は鼻息で鳴らす笛。口笛のようなオカリナのようなきれいな音です。鼻笛は初心者のうちは練習するほど上手になります。練習の内容よりもむしろ、練習した時間の方が大切かもしれません。
鼻笛の上達は吹いた時間に比例する
今まで私はずっと「気持ちよく鼻笛を吹けるようになるにはどうするのが早いか」という立場から、鼻笛の吹き方を説明しています。だから目指すのはせいぜい、忘年会の隠し芸で拍手をもらったりとか、路上で『ポニョ』を吹いて子どもに取り囲まれるとか、その程度です。
そしてその程度の腕前であれば、長く吹いてさえいれば自然に到達できるのではと考えています。いちばんまずいのは思いどおりにならないからと、投げだしてしまうこと。投げだすとまちがいなくゼロです。これだけはなんとしても避けたい。毎日いやいや練習して三日坊主になるくらいなら、気が向いたときに吹くだけの方がまだましです。そんなでも1年間遊んでいれば、そうとうの腕前になるのではありませんか。すくなくとも三日坊主の人より上手になっているはずです。
最悪、顔に当てているだけでもいい
幸いなことに鼻笛は左手だけで吹けます。左手で鼻笛をつかんで、右手は自由にテレビのチャンネルを変えたり、本のページをめくったり、パソコンのマウスをクリックしたりできます。
とにかく何かしながら片手間に鼻笛を吹いてください。ぴーぴーと適当に吹いてもいいし、好きな曲をエンドレスで吹いてもいいし。そんないい加減でも吹いていることには変わりなく、少しずつでも、なにもしないよりは確実に上手になります。「練習する」と思うといやになりますから、左手でほおづえを付くついでに鼻笛を顔に当ててください。人間は癖が悪いので、ついつい鳴らしてしまいます。そんなでいいです。
それでなんだか気分が乗ってきたら、それこそみっちり練習すればいいです。
とにかく、続けること。
一生懸命でなくていいんです、適当でいい加減でいいから続けること。
楽器があればもっと楽しい毎日
» 鼻笛の販売は世界楽器てみる屋 ―鼻息が奏でる甘美な音色―