-- ひとりでに鳴るモノ --

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ひとりでに鳴るモノ その3

風が吹いて偶然に音がすることがあります。鳥や獣が開けた木のうろ、羽化して穴の開いた蛾のマユ、割れて隙間の開いた竹や葦。これらは風を巻き込んで笛のような音を奏でます。ならばもっとよく鳴るようにと世界中の人がいろんな物に穴を開けました、これが風笛です。

写真は「嘆く竹」と呼ばれる風笛です。竹にスリットを開けたスタイルの風笛は東南アジアに広く分布しています。マレーシア、ジャワ、ボルネオ、ソロモン、パプアニューギニア。バリ島・インドネシアでは「スナリ」もしくは「スンダリ」と呼ぶそうです。
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ポルトガルの粉挽き風車に取り付けられた風笛です、竿やロープにいっぱいくくりつけられているのがそれ。小さく写っていますが実物は60cmくらいあります。

風笛の拡大写真。耐久性を重視した陶器製です。

ちなみに道楽で付けているわけではありません、湿っ気た悪い風が吹くと風笛の和音が変わるのだとのこと。音が変わると急いで小麦粉を倉庫に取りこんだりするのだな。
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ドイツ、ハイデルベルグ北東のSchriesheimer Kopf山頂にある展望塔です。登ればオーデンワルトの美しい谷や山が一望できる絶景地だそうです。

この展望塔は手すりのパイプにあちこち穴が開けられていて、これが山風を受けてピーピー鳴ります…風笛ですね。こういった些細な工夫で観光客を楽しませるアイデアは賞賛ものです。
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