MEIKO-麦の唄-中島みゆき
VOCALOID(ボーカロイド)は歌を歌うシンセサイザです。
VOCALOIDのMEIKOに中島みゆきの『麦の唄』を歌ってもらいました。
祝!歌手デビュー10周年
MEIKOはVOCALOIDの古株です。
昭和の趣き漂う熟れた女……って平成生まれのピッチピチギャル(古)なんですけどね。でも彼女がスタイリッシュなカフェでくつろいでいる姿をどうしても想像できません。残業明けのサラリーマンで混雑する居酒屋で生ビールの大ジョッキをどんと置いて野菜炒め定食をがっついてる印象です。
今年はMEIKOが歌手デビューして(発売されて)10周年とのこと……もう10年になるのですね。
今ではほとんど毎月のペースで、いろんなメーカーから新人ボーカロイドがデビューしている状況ですが。MEIKOには昭和ポップス・演歌の女王としてずっと君臨して欲しいと思います。
» MEIKOのメーカーサイト
VOCALOID専用エフェクタがグッド
VOCALOIDはメロディと歌詞を打ち込んだだけでは、のっぺりした独特の歌い方をします。本当に人が歌っているように歌わせるには「各種パラメータを手描きでオートメーションする」という大変な重労働が必要です。ふつうの人は根気が続かず挫折してしまうレベルの苦行です。
今回はVOCALOID専用のエフェクタを採用して作業を省きました。
tmryVoiceExpressionerはVOCALOIDの声にアーティキュレーションと抑揚を付加します。tmryVoiceSelectorはVOCALOIDの各種パラメータを擬似的に制御します。
……何を言ってるか分からないでしょうけど。同じ事を人の手でやると10日とか半月とかかかる作業だ、と言えばこれらのエフェクタのすごさを分かってもらえるでしょうか。
所詮、機械のすることですから、どうしても雑な感じになります。それでも5~6時間でここまで完成するなら立派な物でしょう。
どうしても気になる箇所は、そこだけ手で修正すればいいだけのことですし。
「品質はそこそこでいいから短時間で仕上げなければならない」という、仕事でVOCALOIDを使っている人が重宝しそうです。
楽器があればもっと楽しい毎日
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