ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナの設計
結論から述べる。
ウッドゥン・ボーン工房の4つ穴のデュエットオカリナは、他の工房が製作する4つ穴のデュエットオカリナと比較して、十分な品質であった。ウッドゥン・ボーン工房は5つ穴の設計を放棄して、旧来の4つ穴の設計を採用するべきである。
完璧なピッチのデュエットオカリナは製作できない
標準的なデュエットオカリナは、4つの指穴で1オクターブを表現する。そのため、コンサートピッチはどうしても近似値になる。
ピッチの増加は指数関数に従うのだから、それを指穴の足し算引き算によって正確に表現することは不可能だ。4つの指穴で正確なピッチを表現することは、数学的に物理学的に不可能だ。
状況は5つの指穴でも同様である。
4穴よりは正確だが、決して完璧ではない。
重要な音を取捨選択する
完璧なコンサートピッチのデュエットオカリナを製作することは決してできない。残念だが、私たちは辛い取捨選択をしなければならない。私たちはよく使う音を採用して、滅多に使わない半音を見捨てるべきである。
以下は重要な9つの音である。それらはダイアトニックと一つの半音である。
他の半音は見捨てられる。
4つ穴のデュエットオカリナは十分な品質
世界中で3つの工房が、4つ穴で1オクターブを表現するデュエットオカリナを製作している。4つの指穴で1オクターブを表現するため、コンサートピッチは必ず近似値である。しかしながら、それの品質は十分実用的である。世界中の多くのアマチュアやプロの演奏家はこれらを支持している。
逆に言うと、これら以上の品質は過剰である。
ウッドゥン・ボーン工房のオカリナの品質は他の工房の製品と同等
ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナは、4つの指穴で1オクターブ+1音を表現する。音域は他の工房のオカリナのそれよりも広い。
これは大きな長所である。デュエットオカリナの音域は狭い。だから、1音でも多く演奏できることは、大きな長所である。
ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナのピッチ精度は、他の工房のデュエットオカリナのピッチ精度と全く同等である。だから、他の工房のデュエットオカリナが実用的だと評価されるなら、ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナも実用的であると、評価されるべきだ。
そしてそれ以上の品質は過剰である。
5つ穴の設計を採用する理由はない。
品質の証明
ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナの音域は他の工房のデュエットオカリナのそれよりも広い。にもかかわらず、お互いの品質は同等である。以下はその証明である。
ドレミファソラ
お互いの運指はまったく同じである。そのためコンサートピッチの近似精度もまったく同等である。
シbシド
お互いで運指が異なる。他の工房のデュエットオカリナでは、人差指の穴は開けられる。一方でウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナでは、それは閉じられる。
しかしながらウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナにおいて、十分に親指の指穴を大きくすれば、他の工房のデュエットオカリナの運指と同様の効果を得ることができる。結局、ここにおいてもお互いのコンサートピッチの近似精度はまったく同等である。
レ
ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナのみこの音を鳴らすができる。
極端に言うと、この音のピッチは不正確でよい。4つの指穴で1オクターブを演奏できることが、世界的な標準の品質である。ウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナは既にこの標準をクリアしている。レの音を鳴らすことができるということ、そのこと自体が驚愕的だ。もしレのピッチが不正確でも、それはウッドゥン・ボーン工房のデュエットオカリナを低く評価する理由にはならない。
総括
ウッドゥン・ボーン工房の4つ穴のデュエットオカリナは、世界レベルの品質をクリアしていた。ウッドゥン・ボーン工房は5つ穴の設計を放棄して、旧来の4つ穴の設計を採用するべきである。
もちろん他の工房の製品と同等のピッチ精度は要求されるべきである。音色の美しさは要求されるべきである。しかしながら、それ以上の品質は過剰である。
ウッドゥン・ボーン工房の4つ穴のデュエットオカリナは、他の工房の製品よりも広い音域を演奏することができる。それはチューニングすることができる。それは素晴らしい楽器である。
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コメント
なんだか奇妙な日本語ですが。
これはこのまま英語に翻訳することを意識してのことです。
ニュージーランドのウッドゥン・ボーン工房が、創意工夫するのはいいのですが、完全に方向を間違えていて、納品するたびにオカリナの品質がどんどん悪くなっています。
結局、いちばん最初の設計がいちばん優れていました。そこのところをきちんと理解させるためにこの文章を用意しました。
これを今から英訳します…ふう。
投稿者: すだれ | 2013年09月08日 20:59