-- カンテレ ---- 楽譜置き場・試聴室 --

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カンテレ-大きな古時計

カンテレは北欧フィンランドのお琴です。『大きな古時計』を演奏しました。

曲について

『大きな古時計』は北米の民謡です。
作曲者はHenry Clay Workで、原題は『My Grandfather's Clock』。メロディの著作権はとっくに失効していますが、「大きなのっぽの…」という日本語の歌詞の著作権はまだ有効ですから、人前で歌ったりネットにアップするときは気をつけてください。

楽器について

北欧フィンランドのお琴カンテレは、元はテーブルの上に置いてちまちまとフィンランドの民謡を伴奏する小さな民族楽器でした。私が演奏しているのはウィングカンテレという、20世紀末に現れた新しいカンテレです。肩から下げてギターのように弾きます。

カンテレはコード奏法という珍しい奏法で演奏します。
ふつうの弦楽器のように鳴らしたい弦を弾くのではなくて、鳴らしたくない弦を左手で抑えて、右手で何もかも一緒くたにじゃーんと弾きます。コード奏法は弦の本数が少ない原始的なハープに見られる、古い時代の奏法です。

コード奏法の他にも、カンテレはふつうのハープのようにも弾きます。現在ではそちらが主流のようです。

CurveEQとGlissEQ

CurveEQはVoxengo社のイコライザです。
プロの音楽作品の雰囲気を自分の音楽作品にコピーするという、強力な機能を持っています。

今回はエニグマのCD『グレゴリアン』の雰囲気をコピーしてみました。エニグマ独特の澄んだ空気感を真似できたと思っています。

総じてCurveEQの効果は強すぎるので、別のイコライザを後ろに差して、もこもこする低音やきんきんする高音を抑える必要があります。

私はGlissEQを好んで使っています。このイコライザは、フィルタの掛かり具合を自動的に調節する機能を持っています。例えばもこもこする低音を抑えていても、高音のシンバルがバシーンと鳴った瞬間に低音を少し大きくして、全体的なバランスを取ろうとします。

「低音を抑えたクリアでそれでいて決して軽くない…」みたいな美味しいとこ取りの音を作ることができます。
» CurveEQとGlissEQのメーカーサイト

楽器があればもっと楽しい毎日
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