ティンホイッスルと楽器の名前について
はじめまして。
楽器の名前を知りたくてお便りしました。
youtube で演奏されている、こちらのサイトの笛は、何かお分かりでしょうか。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=mUqXC7NQxjo
もし、貴店で同じようなものをお取り扱いでしたら教えていただけますか。
もし、これが、ティンホイッスルであるとすれば、いろいろなキーがあるようなのですが、
どんなものを選べばよいのでしょうか。
吹奏楽器の経験はありません。小学生の娘が習っているヤマハのソプラノリコーダーと
合わせて楽しんだり、一人で吹いたりして楽しみたいと思っています。
6穴しかないティンホイッスルでも、プラスチックのソプラノリコーダーといいハーモニーを
作れるものでしょうか。キーは、慣れてきたら色々揃えたほうがよいのですか。
その場合は、同じメーカーのホイッスルで揃えたほうがよいのでしょうか。
アマゾンを見てみると、アイルランド製よりイギリス製のもののほうが評判がよいよう
で、迷っています。いろいろ質問をしてしまってすみません。
何かアドバイスをいただければ幸いです。
from ママペンギン
楽器があればもっと楽しい毎日
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コメント
> youtube で演奏されている、こちらのサイトの笛は、何かお分かりでしょうか。
これはD管(ニ長調)のティンホイッスルです。英国やアイルランドにはホイッスルのメーカーがたくさんありますから、どこの、とはよく分かりませんが。ジョイントの構造からして、うちの店で販売しているトニーディクソン社のホイッスルの可能性もあります。
トニーディクソン社のホイッスルのカタログはこちら↓
http://gakki.temiruya.com/archives/3000/1000/
> プラスチックのソプラノリコーダーといいハーモニーを作れるものでしょうか。
ふつうに合奏できますよ。ただし、ソプラノリコーダーはC管(ハ長調)の笛ですから、ホイッスルもC管(ハ長調)を入手するべきです。
> キーは、慣れてきたら色々揃えたほうがよいのですか。
ホイッスルは半音を演奏するのが苦手です。だから管によって得手不得手の調があります。C管ならハ長調、ヘ長調、変ロ長調あたりまでが実用範囲で、他の調を演奏するときは、その音の高さに合わせた管に取り換えて吹きます。
でも一人で吹くなら、どんな調の曲でもハ長調やヘ長調にして演奏すればいいです。
カラオケで歌うときにはみんな、自分の声の高さに合わせて曲の高さを調整するでしょう。それと同じです。
> その場合は、同じメーカーのホイッスルで揃えたほうがよいのでしょうか。
その意見は初めて聞きました。事実は逆で、例えば「私はスサート社のホイッスルが好き」だから、結果としてスサート社のホイッスルばかりずらっと買い揃えてしまった、ということではないでしょうか。
アマゾンなどのレビューは、声が大きい人の意見がとおります。まるっきり分かっていない人が大声で主張していることもあります。自分だけの主観を人類の総意のように語ることも頻繁です。まず、楽器は音色の好き嫌いで語られるべきで、だから「私はこのメーカーのホイッスルが好き」と言えても「ホイッスルなら○○社が最高だ」みたいなことは言えないはずなのです。
いちばんいいのは、気になるホイッスルを片っ端から入手することです。
楽器は自分で演奏してみるのがいちばん分かります。(生の情報を手に入れるにはお金がかかります。)
とはいえホイッスルのためだけに散財するわけにもいかないでしょうし…
数千円クラスのホイッスルであれば、どこのメーカー製もハズレはないでしょう。
街の楽器店で吊し売りしている WALTONS のホイッスルだけはやめなさい。
格安ですが、初心者の手には負えません。
投稿者: すだれ | 2011年09月08日 04:20
ソプラノリコーダーと合奏したなら、ティンホイッスルの音の悪さにげんなりすると思います。
ティンホイッスルの音そのものは、掠れた貧相な音です。
ティンホイッスルの音を輝かせるのは、楽器の音そのものではなく演奏スタイル・演奏技術です。ティンホイッスルをいい感じに吹きたければ、カット技とスライド技の習得が必須になります。カット技とスライド技を使えるようになって初めて、ティンホイッスルの音は荒れ野に咲く野生のバラのように輝きます。
カット技とスライド技も、小手先の技です。
一旦覚えてしまえば一生忘れません。また使う場所は決まっているので、勝手に指が動くようになります。そのへん、装飾音を使わず楽器の音色だけで聞かせるリコーダーやオカリナよりもずっと簡単です。(下手さをごまかしやすいです。)
ティンホイッスルの吹き方について、ブログにまとめています。
参考になると思います。後はCDとかYouTubeの演奏をたくさん聴いて、アイルランドのノリを身に染み込ませ覚えることです↓
http://oto.temiruya.com/archives/5825/
ティンホイッスルを本格的に演奏しようとすると、そんな話になります。
メロディーを演奏するだけなら、すぐです。
投稿者: すだれ | 2011年09月08日 04:36
おはようございます。
ティンホイッスルの教本はお薦めがあります。国内向けに出てるものは他に見当たらないようです。
カットとタップも付属のCDを聴いて学習できるようになってます。
http://www.procyon-studio.co.jp/tinwhistle/index.html
投稿者: だいざえもん | 2011年09月19日 08:16
先ほどの補足~
本の著者が福岡市で今週末23日〔祝〕にお昼頃にレッスンと夕方コンサ-ト開催します。詳細はお店に問い合わせるかH.P.を覗いて下さい。アイリッシュパブ The Celts
http://www.celts.co.jp/
個人的には夕方のコンサ-トに参加して演奏者に疑問点を質問するほうが良いと思います。もちろん録画したり録音して個人で学習する分には問題無しです。
投稿者: だいざえもん | 2011年09月19日 08:34
> ティンホイッスルの教本はお薦めがあります。
-地球の音色 ティン・ホイッスル編[改訂版]-
の発行者が光田康典さん!、というところに興味を引かれました。買ってみて良ければ、うちでも販売しようかな。
投稿者: すだれ | 2011年09月19日 12:31
横レスです。
「地球の音色」の著者はhataoさん。
スゴ腕のアイリッシュフルート(ホイッスルも)奏者です。
絶対オススメの1冊ですよ!
投稿者: 季里 | 2011年09月19日 18:45
ほうほう!
これはなかなか期待できそうです。CDも付いていて、それぞれの技法が実際にどんなふうに聞こえるのか確認できるみたいですね。
投稿者: すだれ | 2011年09月21日 01:39