ラジャスターンのマドゥガ
陶器の壺は、実は打楽器として理想的な形状をしています。
胴体をパーで叩くとペシペシした音がします。開口を平手で塞ぐとベコベコと不思議な低音が響きます。壺の太鼓―ポットドラム―は西アフリカのウドゥと、北インドのガタムが有名です。
んでもって写真は南インド・ラジャスターン州のマドゥガ。
金属粉などを配合した特別な粘土を使用し、匠の技で肉薄に仕上げた逸品で、胴体を叩くとポーンと澄んだ音が響きます。直径は33cm。一抱えするほどの大きさですが、持ちあげてみると意外に軽い。外観は陶器らしからぬメタリックな反射光を放ちます。
ポットドラムは早期のうちから販売することを考えていました。
元の会社を退職するとき「不況の中どうやって食っていくつもりだ」と引きとめる上司に対し、
「幸せになれる壺を売って生活しますっ」と言いはり逃げきった経緯があります。現実的な判断としては大型の楽器であること、割れ物で扱いにくいこと、需要が少なそう、といった諸処の理由で、いつのまにか忘れたようになっていました。
そろそろ、てみる屋の商品レパートリーにほしいなと本気で思いはじめています。
楽器があればもっと楽しい毎日
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コメント
不思議な躍動感がありますね。
マドゥガを叩いているすだれさんの周りを踊り周りたい感じです。
『幸せになれる壺』として、お札と多宝塔もセット販売にしたらいかがでしょう?
猛暑の毎日 お体お大切に!!
投稿者: yossy | 2010年07月22日 14:30
> 『幸せになれる壺』として、お札と多宝塔もセット販売にしたらいかがでしょう?
おおっ!そういう発想がなからんとダメですねっ?
投稿者: すだれ | 2010年07月23日 13:35