アケボノってなんなの?
カイサドラムの発注はドイツのアフロトン社と電子メールでやりとりしています。たまには「”テツユキ・スダレ”ってどっちが姓ですか?」みたいなフレンドリーな会話もはずみます。
今月は予定どおりにCペンタ2台と、別に臨時でFペンタとアケボノを卸してもらえることになりました。(注文キャンセルでも発生したのでしょうか。今のドイツは経済が悪化している聞いていますし。)
「代金払ってくれるなら来週にでも輸出できるんだけど。」
「よろしい引き取りましょう、月曜日に送金します。」
「ところで”アケボノ”ってなんなの?」
…そうですねえ。
元祖ハングドラムで日本調のスケールに”アケボノ”と名付けたせいか、カイサドラムもハピドラムも他のいろんなメーカーのドラムも、この手のスケールを”アケボノ”と呼びます。ヘンなものがデファクトスタンダードになったものです。
それは日本の古い言葉です。
それは早朝の、日の出前の時間です。
「春の季節はアケボノが素晴らしい」と千年前の文献★1 に記載されています。
と説明しておきました。
★1 清少納言の枕草子
楽器があればもっと楽しい毎日
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