ティンホイッスルの吹き方、中休み 3
ティンホイッスルは映画『タイタニック』のテーマを吹いた笛です。指穴が6つしかないので簡単にドレミを鳴らせます。ティンホイッスルを吹くときの注意をいくつか。
吹口にたまった水滴を吹き飛ばす
ティンホイッスルを吹いていると、息に含まれている水分がホイッスルに冷やされて結露します。ひどくなると吹口が水滴で詰まったようになり、音が出なくなったり高音がひずんだりしてきます。この現象はリコーダーやオカリナでも起こりますが、ティンホイッスルは吹口が小さいのですぐに詰まります。一曲演奏するときは念のため、事前に吹口の水滴を吹き飛ばしておくといいです。
吹口が水滴で詰まったら、息を強く吹いて水滴を吹き飛ばしてください。ホイッスルをくわえて「プシッブシッ!」とわざと咳をします。一説によると咳の風速は55m/秒、くしゃみの風速は88m/秒。水滴を吹き飛ばすならくしゃみの方がよいのですが、わざとくしゃみをするのはむつかしい。このときすごい音がしますから、歌口を握りしめて音が出ないようにするといいです。
右手薬指で落とさないように支える
ティンホイッスルの6つの指穴をぜんぶあけてしまうと手放しになって、ホイッスルが転がり落ちてしまいます。そりゃそうです。
ホイッスルを落としてしまわないようにみんなどうしているかというと、左手の指穴をあけるときは右手薬指でいちばん下の穴を押さえるようにしています。本当はこんなことをすると微妙に音程が下がってしまうのですが…「気にしない」という約束みたいです。
楽器があればもっと楽しい毎日
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