ティンホイッスルの吹き方、ダイジェスト 1
ティンホイッスルはアイルランドの縦笛です。映画『タイタニック』のテーマを吹いて有名になりました。指穴が6つしかないので簡単にドレミを鳴らせます。
「ティンホイッスルの吹き方を連載開始します」と宣言してほとんど一ヶ月たちました、ごめんなさい。最低限の説明を駆け足で連載します。まずはティンホイッスルの簡単な歴史から。このくらい知っていれば、ステージでホイッスルを紹介するときのネタとして使えるでしょう。
歴史
ティンホイッスルは19世紀初頭の英国で、農場労働者であったロバート・クラークが食い扶持を稼ぐためにブリキの笛を作り、売り歩いたのが始まりです。これをアイルランドから来ていた季節労働者が自国に持ち帰り、いつのまにか英国よりもむしろアイルランドで好んで演奏されるようになりました。
最初のティンホイッスルはその名のとおり、ブリキの板を丸めて作っていました。吹口が鉛(有害!)でできたものもあったそうです。現代では胴体に真鍮、ニッケル、アルミ、ポリマー樹脂を使い、吹口に木やABS樹脂を使ったものが多く量産されています。総金属製のりっぱなホイッスルもあります。
ティンホイッスルはもともと甲高い音の小さな笛ですが、サイズの大きな低い音のホイッスルも生産されるようになりました。演奏方法はまったくティンホイッスルなのですが、”ローホイッスル”と呼び分けています。
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