-- ティンホイッスル --

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ティンホイッスルの吹き方、はじめに

これからティンホイッスルの吹き方を連載します。
それに先がけて連載の目標というか、到達点をはっきりさせておきましょう。少なくともこの連載で説明するとおりに練習したとしても、一流にはなれないと思います。教える私が一流ではありませんし、それどころか私はティンホイッスルをきちんと調べはじめてまだ一ヶ月ちょっとだったりします。

そこそこ上手っぽく吹けるように

「手っ取り早く、そこそこ上手っぽく吹けるようになる」
これがこの連載の目標です。

「そこそこ上手っぽく」というのはずいぶんぼんやりした言い方ですが。
それはたとえば、ティンホイッスルを吹いていて「お、今のいい感じ?」とこっそり自惚れたり、「今度のお祭りのステージで一曲披露していただけませんか」と町内会から頼まれたりする。そんなレベルです。あるいは街のストリートで大道芸をしていて、気前のいい酔っぱらいから千円札をはずんでもらうのも、実はこの程度です。この程度を目指すのであればそんなに正式な訓練は必要ないはずだと、と私は目算しています。ティンホイッスルらしく聞かせるいくつかのコツを覚えて、必要なだけ指が動くようになればOKなはずだと考えています。それなら、大したスランプに当たることもなく到達できるでしょう。

逆に非常に音楽感性の高い方や一流になることを志している方には、この連載はかえって害になるはずです。そのような方は、なんとしてでも理想の師匠を探しだして教えを請うべきです。

具体的にはこのレベル

私がディクソンのティンホイッスルを手に入れたのが2008年8月1日で、これはちょうど一ヶ月後の演奏です。
» ティンホイッスルで『Inisheer』を吹いてみた

一ヶ月で身に付く程度の知識と練習★1 でこの演奏ができるようになるなら、申し分ないと思います。どうでしょう。私はそういうことを教えるつもりです。実際、このくらい吹けると吹いていて楽しいです。

★1 私は他の笛でずいぶん遊んでいます。そんなですからまったく笛を吹いたことのない人が始めた場合、どうしても数ヶ月かかると思います…

参考資料

私はティンホイッスルを調べるにあたって、Tinorksを参考にしました。ティンホイッスルを演奏しているのは世界楽器てみる屋のお客さんで川原雫さん。やさしい音色としなやかな弾力を感じさせるスライド―音をずりあげる技―がいい感じです。

てみる屋でCDを売っています。ぜひ聴いてみてください。
» CDの試聴はこちら

楽器があればもっと楽しい毎日
» ホイッスルの販売は世界楽器てみる屋 ―映画『タイタニック』のテーマを吹いた笛―

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コメント

すだれさん、こんばんはー。しばらくぶりのコメントです。

最近アイリッシュ・フォークに惹かれてしまいまして、特にティン・ホイッスルに興味がわいたので、情報を求めて伺いました。

リコーダーのような感覚で吹けそうなのがお手軽でいいですね。でも、すごく奥が深そうな笛だなぁーと思いました。

詳しい解説ありがとうございました。とても参考になりました。もうしばらく考えて、もし手に入れたら、こちらで「そこそこ上手っぽく」吹けるようになりたいなんて思ってます^^♪

松月さん、お久しぶり。
ずいぶんブログの雰囲気を変えましたねー。
北アメリカにはアイルランドからずいぶん移民しましたから、アイリッシュとカントリーは血縁関係です。カントリーでもホイッスルやフルートを使えると思っていますが、どうでしょう。

ホイッスルは下手の横好きでよければ、カットとスライドさえ出来るようになればリコーダーやオカリナよりも早く上手っぽく演奏できるようになりますよ。
割りのよい楽器です、ぜひぜひマスターしてください。

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